子宮頸がんワクチンのおはなし
【 最新情報 】このほど、子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種の期限を来年度まで(2026年3月まで)に延長する方針が示されました。
ただし、初回の接種を今年度中(2025年3月まで)に行うことが条件となります。
また、これまでキャッチアップ接種の対象外だった、2008年度生まれの女性を新たに対象に加える方針も示されました。 対象となる方々はこの機会に接種をご検討ください。
【 改定前 】
2024年度は、接種機会を逃した方を対象に実施する予防接種であるキャッチアップ接種の最終年です。
対象年齢は平成9年度生まれ~平成19年度生まれの方々です。 キャッチアップ接種 は2025年3月31日までとなっています。 計3回の接種が必要ですので、公費で3回の接種すべてを受けるためには2024年の9月頃までに1回目の接種を受ける必要があります。お早めにご相談ください。
- キャッチアップ接種について
- 対象年齢 平成9年度(1997年4月2日)生まれ~平成20年度(2009年4月1日)生まれの方々です。
初回の接種を今年度中(2025年3月まで)に行うことが条件です。 - 期限 2026年3月31日までです。
- 接種回数 合計3回の接種が必要です。
- 子宮頸がんについて
- 子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウィルス)の感染が原因と考えられています。
感染しても殆どの人はウィルスが自然に消えてしまいますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。
日本では毎年10,000人が子宮頸がんを発症し、2,900人が亡くなっています。 患者さんは20才代から増え始め、30才代までにがんの治療で子宮を失う人も約1,000人います。
子宮頸がんはワクチン接種を受けることで発症率を50~70%減少させることができます。
しかし、日本はワクチン接種率が極めて低いという統計が出ています。 ひと頃、騒がれた重篤な副反応の報告は接種10,000人当たり6件という少ない頻度です。 ワクチ接種の重要性と副反応をしっかりと認識したうえでワクチン接種を是非お受けください。