よしだ外科・内科クリニック(福岡市博多区)

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今回のコラム「プラセンタ注射」(2025/ 5/20)

かねてからご要望のありましたプラセンタ注射を始めました。
詳しくは下記のコラムをご一読ください。
注射をご希望の方はお電話にてご予約ください。

プラセンタ注射


プラセンタエキスはヒトの胎盤から抽出された有効成分です。

医療用に使われているプラセンタ注射薬は、メルスモンとラエンネックの2つの製剤が現在厚生労働省から医薬品として認可されています。

若返りの薬と呼ばれるプラセンタは以下のような様々な症状の改善に効果があります。

プラセンタの様々な症状の改善効果について
  1. 慢性的な疲れ
  2. 自律神経失調症、拒食症、不眠症
  3. 肩こり、腰痛、ひざなどの関節痛
  4. スポーツによる筋肉痛や筋肉疲労
  5. シミ、くすみ、肌荒れ(予防美白効果)
  6. 乾燥肌の方やアトピー性皮膚炎
  7. 花粉症などのアレルギー
  8. 冷え性、生理不順、生理痛
  9. 更年期障害
  10. 肝障害

メルスモンとラエンネックに大きな差があるわけではありませんが、使い分けに関してはおおよそ次のようにお考え下さい。

メルスモン・ラエンネックいずれも推奨される場合
  1. 更年期障害
    疲れやすい、イライラ、意欲が出ない、くよくよする、関節が痛い、生理痛がつらい、怒りっぽい、息切れ、動悸など。
  2. 美容目的
    お肌の代謝、シミの改善、お肌のハリ、抗酸化作用。

ラエンネックがどちらかといえば推奨される場合
  1. 肝機能障害、肝機能向上、飲酒量が多い場合。

推奨されるプラセンタ注射の量と頻度

注射頻度
・最初の4週間: 週に 2回 (1回 3本)
・その後: 週に 1回 (1回 2-3本)

今までプラセンタ注射を受けたことはあるが、あまり効果を感じなかったという場合、注射の頻度と量、期間が足りていなかったことが殆どです。
しっかりと効果を実感するためには最初の4週間は週に2回、1回あたり3本(3アンプル・6 ml)を注射します。4週間で効果を実感できることが多いため、その後は効果を維持するために、1週間に1回、1回あたり2本~3本の注射が推奨されます。


安全性に関して

国内で過去60年以上にわたって使用されているプラセンタ注射は、市販の風邪薬や頭痛・生理痛薬よりもずっと高い安全性があります。

プラセンタ注射製剤はヒトの胎盤組織から作られます。
B型肝炎・C型肝炎・HIVなどの各種ウィルスのチェックや、酵素処理や高圧滅菌によりウィルスを完全に不活化させています。

感染の危険性はゼロではありませんが、昭和31年に日本でプラセンタ注射の治療が開始されて以来、クロイツフェルト・ヤコブ病を含めて感染症の報告は一例もありませんが、厚生労働省が「ヒトの血液や組織を使用した治療を受けたものは、理論上は感染の危険性がゼロではないため、献血ができない」と一律に決めたこともあり、プラセンタ注射を一度でも受けると献血ができなくなります。
これはプラセンタ製剤だけではなく、ヒトアルブミン製剤や輸血を受けた方などでも同様に制限されています。


副作用に関して

プラセンタ注射の主な副作用は、注射部位の内出血、疼痛、発疹、熱感、掻痒感、硬結などです。 アレルギー症状(発疹、蕁麻疹、掻痒感、発熱)を起こすこともあります。
ごくまれですが、アナフィラキシーショック(血圧低下、呼吸困難など)、急性肝障害が報告されています。60年間で数例しか報告がなく、市販の風邪薬、漢方薬、解熱鎮痛剤などと比較しても、重篤な副作用が起こる確率は非常に低いレベルです。

その他、頭痛、閉経後の生理、軽微な生理不順や不正性器出血、女性化乳房、眠気、だるさ、体重増加が報告されています。
頭痛がラエンネックで報告されていますので、気になる方はメルスモンの使用をお勧めします。眠気やだるさが起こることがありますが、通常は1日で取れます。
体重増加は、プラセンタが消化吸収を促進する作用があるためと言われていますが、極端に増えることはありません。


過去のコラム
2025/05/20 プラセンタ注射
2022/04/14 MCI(軽度認知障害)スクリーニング検査プラスと認知症
2018/11/16 インフルエンザ・ワクチン接種と集団免疫
2018/07/29 熱中症
2018/05/18 春バテ、あるいは五月病
2017/11/24 インフルエンザ・風邪のお話
2017/07/04 食中毒
2017/02/20 花粉症
2016/10/08 秋バテ
2016/07/12 軽度認知障害(MCI)スクリーニング検査
2016/05/20 感染性腸炎(食中毒)
2016/02/29 痔瘻(じろう)
2016/01/25 PM2.5(粒子の直径が2.5μm以下の粒子、微小粒子状物質)
2015/12/10 風邪などのお話し
2015/11/11 喘 息(ぜんそく)

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